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しるべ生の声

スキルで人の思いを形にする

##明治大学 情報コミュニケーション学部3年#原 千尋#2018年6月〜#
事業を始めたきっかけ

大学一年生の時は、入院したり、休学したりしたことがあり、こういう時に経済的な基盤が作れないことに不安を感じて起業を考えました。2年生になって少し元気になって、学生専門のビジネススクールに入りました。そこでは3回起業を体験して、不用品販売、自動車学校の学生斡旋、ハンドメイドクリエイターの広告事業をやりました。中でもハンドメイドクリエイターの支援の事業については、ハンドメイドが女性の中で手軽にできるものとして市場が大きくなっているんですね。そこで、ハンドメイドを通して病気だとか、介護だとか、なんらかの拘束があって自由に働けない人にアプローチできるのではないかと思って取り組んでいます。

SHIRUBEとの出会い

いつもお世話になっている経営者の高橋さんからお声がけいただいたことがきっかけです。ビジネスに関わってみると、一見テクノロジーやIT技術って殺伐とした印象があるけど、それは思いを伝えるツールであることがわかりました。私の仕事も、営業はInstagram、デザインはphotoshopやIllustratorを使っているんですね。スキルがあるからこそ思いを形にできる、そういうスキルをもっと伸ばして自分が関わることのできる規模を増やしたいと思っていました。そんな時に、「Webを通してチームで何か一つのものを作っていくプロジェクトがあるんだけどどうかな?」ってしるべのweb戦略室を紹介していただいて。今自分に必要なスキルが得られるんじゃないかと思い参加しました。

Web戦略室で学んだこと

今までの事業は同期と二人でこなしていたんですね。チームというよりは2人でコミュニケーションをとって進めていくスタイルで。Web戦略室では10人くらいの規模なので、チームとして一人一人が機能していかないと前に進めない。チームビルデングを学ぶことができました。あとは、そこで出会えた人と新たなプロジェクトをやろうっていう話もあって、それはすごく嬉しいことですね。

スキルについては、今やっているハンドメイドクリエイターの事業のホームページを新しくしたり、Webの力を活かしてPR力を高めていきたいです。もっと勉強します。笑

人の優しさが原動力

なぜいろいろなことに挑戦し続けられるかというと、私自身、人生の節目節目ですごくいい出会いをしているなって思っていて。波のある人生だったと思うけど、すごく落ち込んでいる時に優しさをもらったり、励ましてもらったりして。直接恩返しはできるかわからないけど、そういう人たちの力を借りているからこそ大きくしていきたいです。人の優しさが原動力ですね。

伝えたいこと

これまでの話を聞くと、バリバリ行動しているように思われてしまうかもしれないけど、焦ったり、人と比べたりする必要はないということを伝えたいです。私も行き詰まったり、ものすごく落ち込んだりした時もありました。でも、自分のペースで、その時の自分に正直になることが一番大切だと思います。起業だけじゃなくて、勉強も、遊びも、あの時やっておけばよかったって後悔しないように、今の気持ちを大切に挑戦してみてください。

あとは、ハンドメイドに関わる事業をやっていて思ったことは、今って既製品で安くて可愛いものがたくさん買える時代じゃないですか。でも、ハンドメイドには手作りだからこそ、ハンドメイドにしかない魅力があると思うんです。作り手の生き様だったり、相手への思いがこもっていたり。そんなハンドメイドの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

【プロフィール】
原千尋(はら・ちひろ)
1997年生まれ、東京出身。明治大学入学後、学生向けビジネススクールで経営を学ぶ。同期の仲間と3度の起業経験を経た後、地方在住ハンドメイドクリエイターを支援する広告事業を立ち上げる。延べ200人以上のクリエイターの広告デザインとPRを担当。現在は、自らの事業に携わりつつSHIRUBEのweb戦略室にてweb制作を中心に活動中。

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